寝具を快適にし過ぎて起きられなくなった

不眠症の改善に良くある落とし穴ですが、寝室環境を整えた結果、とても居心地が良くなって起きるのがもったいないと思ってしまうことがあります。
環境を整えるのも大切ですが、節度のある範囲で実践した方が良いでしょう。

眠れるように快適を追求した結果・・・

33才の女性は不眠症のため、アルバイトで生計を立てていました。

正社員では精神的な負担も多いですし、休みを取るのもなにかと大変だからです。独身で幸い実家で暮らしていたため、アルバイト収入で十分でした。

それでもいつかは正社員に戻りたいと考えていましたので、不眠症の治療とセルフケアを並行していました。

寝具や寝室の状況を変えるといいと聞いたので、寝やすい布団に新調したり、加湿機能付きの空気清浄機を購入したりと努力しました。

その甲斐あって以前よりも眠れるようにはなったのですが、眠ることに対しての執着が残っていたので「居心地の良い布団から出たくない。もっと寝ていたい」と起きることが難しくなってしまったのです。

アルバイトも遅刻や欠勤が続いたため退職することになりましたし、このままでは日常生活が成り立たないと思っても布団の中にいるのが一番快適だと思うようになっています。

このケースでの改善方法

本当に不眠症の改善をしていてハマってしまう罠の典型的なものだと思います。

「今まで眠れなくてツラかった」と言う想いがありますので、少しでも眠れるようになると眠れなかった分を取り戻したいのは良くわかります。
また、眠れるということに喜びを感じてしまうのも納得できますね。

快適な状態で眠ることができるようになったのなら、わざわざ眠りにくい状態に変更する必要はありません。

起きられるようにちょっとした工夫を取り入れるだけで良いのではないでしょうか?

気持ちよく布団の中にいるのは良いですが、このままでは生活が成り立たない他に、また眠れなくなる恐れもあるからです。

温かい布団の中で気持ち良くて抜け出せないなら、手だけとか足だけを布団から出して布団の外の温度になれる方法もあります。

また、布団から離れたところにある手間のかかる目覚まし時計も起きなくてはいけない状況を作ってくれるでしょう。