眠れないままでは認知症のリスクがアップ

不眠症で眠れないままというよりも、不眠症治療の薬の一部に認知症に繋がる可能性があるという発表がありました。

鼻炎薬としても使用されているようなので合わせてご紹介します。

アメリカの調査で発覚した?

2015年になってからアメリカの医師会で発表されたのですが、抗コリン薬を使い続けることで認知症のリスクが高まるかもしれないということです。

これは抗うつ剤とか花粉症の治療薬、睡眠補助の薬としても試用されるタイプの薬です。

不眠症の治療を受けている人では、既に使用している可能性もあるかと思います。

2年間の研究機関で抗コリン薬を飲んでいる人を経過観察した結果、3434名の内797名と20%程度の人が認知症を発症したそうです。

研究の対象となったのは65才以上の患者さんだそうです。

だからといって断薬はしない!

抗コリン薬を飲んでいる人がいれば、ここから注意して欲しいのですが、この結果が出たからといって抗コリン薬を飲んでいる全ての人が確実に認知症になる訳ではありません。

今飲んでいるとして抗コリン薬をストップする場合でも、医師の指示に従って薬を徐々に減らさなくてはいけません。

強いタイプの抗コリン薬は急に止めると、体調を崩して生活に支障が出る場合もあるからです。

まだ、治療で投薬を受けていない人なら、「こう言ったリスクもあるようだけど」と医師と相談しながら別の方法を考えることもできるでしょう。

市販薬の睡眠補助剤や花粉症薬、尿失禁治療薬も抗コリン薬となっている場合がありますので、これはご自分の判断で気をつけることができます。

今後、研究が進めば、もっとはっきりした情報に繋がることが期待できますので、今の状態を急激に変化させないようにしましょう。

注意しなくてはいけないのは“強い”抗コリン薬をかなりの長期間使用するとリスクが高まるという点です。短い期間で認知症になるとは断言されていませんので、治療の検討材料程度に考えて下さい。