不眠症の原因 病気から来る体調不良による不眠

不眠症の原因、「身体的疾患に伴うもの」。簡単に説明すると、「病気から来る体調不良による不眠」です。

中枢神経疾患

中枢神経の三大疾患には次の3つがあります。

てんかん、パーキンソン病、アルツハイマー病です。いずれの疾患も不眠症状を訴える患者は多く見られます。てんかんは、脳の神経細胞から過剰に流れる電気信号により、痙攣や体のこわばりなどの発作が突然起こり睡眠を妨げられます。

パーキンソン病は、神経伝達物質のドーパミンの減少で運動系の障害が現れる病気です。体のこわばりや手足の震え、睡眠時の異常行動により睡眠が妨げられます。アルツハイマー病は、脳の委縮が原因で起こる病気で、認知症状からの昼夜逆転による睡眠リズムの狂いで不眠が生じます。

循環器疾患

高血圧や心臓病などの疾患に罹ると不眠障害を併発します。循環器疾患は完全治癒が難しく概ね慢性病として長く付き合っていかなければなりません。そのため、疾患を抱えた体は常に緊張状態にあり、脳に異常状態であるという信号を送り続けているのです。

この信号のために脳は常に過敏な状態になり眠りは浅くなります。そして不眠がさらに病気を悪化させて行くという悪循環に陥りかねません。そのひとつが睡眠時無呼吸症候群で、睡眠中に何度も呼吸が止まるという危険な状態になります。

呼吸器疾患

呼吸器疾患とは、口(鼻)から喉を経て肺に至るまでの空気が通る気道が病気に罹る事を言います。風邪や肺炎などの感染性疾患、喘息などのアレルギー性疾患などが挙げられます。風邪は炎症による喉の痛みと咳で寝苦しくなり、喘息や肺炎では息苦しさから眠れなくなります。

喘息は寝入る頃に発作が起きやすく、子供の場合は寝床に入る事自体を嫌がったりもします。一度呼吸ができない状態を知ると、それが心理的トラウマになり、以降は薬で症状を抑えていても、いつまた呼吸困難になるかわからない恐怖心から精神性の不眠症に移行しやすい疾患です。