うつ病などメンタル病による不眠

うつ病は精神疾患の中でも、とてもポピュラーな病気です。今や誰にでも起こりうる病気で、今や成人の10人に1人が経験していると言われています。

うつ病の症状は気分の落ち込みや焦り、食欲不振、身体の痛みなど様々ですが、初期症状は不眠である事が伝えられています。

最初はなんとなく寝付けないという状態から始まり、徐々に重度の不眠症になって、やがて様々なうつ症状が表れます。

以前はうつ病といえば、几帳面で真面目、責任感の強い人ほど罹りやすいとされてきましたが、最近の研究ではそれが当てはまらない事がわかってきました。

発症に性格やストレスの大小は関係なく、脳内における精神伝達物質の乱れが原因で起こる病として見直されているのです。

うつ病はセロトニンとノルアドレナリンの不足で起こります。ともに精神の安定には欠かせない脳内伝達物質ですが、集中力や積極性の基となるノルアドレナリンの分泌が少なくなると気分の落ち込みや集中力の低下を招き、セロトニンが不足すると不安や焦りが強くなり、また睡眠ホルモンであるメラトニンを作り出す事ができないため不眠になります。

統合失調

統合失調症もまた脳内における精神伝達物質の乱れが原因で起こる病気です。精神伝達物質のひとつであるドーパミンが過剰に分泌される事から発症します。

思考や行動、感情をひとつにまとめてゆく能力が長期間にわたって低下し、幻覚や幻聴、妄想などにしばしば悩まされます。時にはひどく興奮し、現実離れした行動をとる事もあります。

統合失調症には二つの性質があり、陽性と陰性に分かれます。上記が陽性症状で、真逆の症状が陰性です。陰性はうつ病のような症状で、感情の欠落、意欲と集中力の低下、食べる事や身辺に対する興味の喪失、動けないほどのひどい倦怠感、引きこもりなどです。

陽性と陰性は症状が異なりますが、共通しているのは不眠症状です。陽性は脳の興奮状態から深い眠りが妨げられ、陰性は生活習慣の乱れから概日リズム睡眠障害に陥りやすいと言われています。