甲状腺機能亢進症も不眠症に関わりがあった?

不眠症も眠れないのが先に来るのか、それとも他の病気から不眠症になっているのかを切り分けて考える必要があります。二次的不眠症と言われますが、甲状腺機能亢進症から不眠症になる事があります。

甲状腺機能亢進症って何?

甲状腺は男女に関わりなくノドのところにある器官です。腸のような形になっていて甲状腺ホルモンを分泌するのに必要です。甲状腺ホルモンの働きは体の新陳代謝をするために欠かせないものですが、多く分泌されすぎると甲状腺機能亢進症となってしまいます。

男性では50~100人に1人程度、女性なら30~60人に1人程度の割合で患者さんがいますので、不眠症だと思っていたら原因は甲状腺機能亢進症だったと言うケースもあるんですね。

自覚症状としては頻脈やイライラしやすい、汗をかきやすい、すぐに疲れてしまうと言ったものがあり、特徴的ではないので発見するのが難しいでしょう。病院で血液検査をするとわかりますので、思い当たることがあるとか親族に甲状腺の疾患になった人がいれば1度はチェックしてみませんか?

甲状腺機能亢進症の治療とは

甲状腺機能亢進症と分かっても落胆することはありません。ちゃんと治療方法があります。ただし、自己免疫の問題なので完治するのではなく寛解するものだと思って下さい。寛解というのは完治の状態に近いのですが、これからも経過観察をしながら病気と付き合っていけば安心と言う状態です。

投薬で治療するときは2年間しっかり飲み続けます。この場合の寛解率は30%で、途中で薬をストップすると確率が下がります。外科的治療として手術をする方法もあり、この場合の寛解率は60%程度となっています。縫合するケースもありますが、サージカルテープなどを使用して張り替えることで傷を治すと、跡が目立たないと言われています。

放射線での治療もありますが、私たち日本人は放射線に対して良くないイメージを持っているので、この治療方法を選ぶ人は少ないでしょう。女性は妊娠の可能性がありますので避けた方が良いかも知れません。
この様にいくつかの治療方法から選ぶ事が出来ますので、医師と相談して検討してみて下さい。