仕事で無理をし過ぎて不眠症になってしまった・・・

45歳男性、会社員の方の不眠症体験談を紹介します。

現在も不眠症で、睡眠導入剤なしでは寝付けません。睡眠導入剤の作用が切れたのち、怖い夢を見て起きて、その後眠れなくなったり、泊りがけの忘年会で、寝ながら叫んでしまい、同室の人たちに迷惑を掛けてしまったこともあります。

不眠症の症状が出たのは5年前、変な時期に異動になり、全く苦手な仕事をやらされた事が原因です。産休予定の女性の代替要員として異動になりましたが、それ自体不本意なことだった上に、当時行われていた「バンクーバーオリンピック」関連の情報整理の仕事をさせらたのですが、物心ついた頃から運動は大の苦手、テレビもスポーツニュースや中継になると消すほどのスポーツ嫌い。

ミス連発で毎日怒られ、年下の人からあげつらわれ、泣き泣き毎日業務に取り組んでいました。言われっぱなしは悔しいので、帰宅後や出勤前、五輪関係のニュースを片っ端からチェックしました。それこそ徹夜で、調べていたこともあります。

そうやっても、結局は付け焼刃に過ぎないわけで、怒鳴られる毎日は変わりなく、まず眠れなくなり、その後、抑うつ症状が出て、挙句の果てに休職せざるを得なくなりました。

仕事に関しては負けず嫌いで、誰にも文句を言わせない得意分野もありましたが、スポーツに関しては、興味も関心も能力も、楽しい思い出も皆無です。それを無理して、怒られるのが怖くて、必死にやったけど、結局ダメでした。追い込まれた結果、そうなってしまったのだと思います。

その後、スポーツとは関係のない部署に異動になり、復職することができました。抑うつ症状は改善されましたが、不眠症は相変わらずです。「一歩間違えば、あの地獄に再び落とされるかもしれない。いやもっと、ひどいことが待っているかもしれない。」そんな思いが常に頭を離れません。

自分のできることを精一杯、いやそれ以上にやっているつもりですが、一息つくと、そんな思いが思考を支配します。故に、寝る前に睡眠剤と、抗うつ剤を服用しています。それで何とかやっている、という感じです。眠りが浅いからだと思いますが、仕事で長距離を運転してると眠くなって、途中で仮眠を取ることもしばしばです。そのあたりは、自分の体や精神状態を考えながら、うまくやるしかないと思っています。

そんな自分でも、ゆっくり眠れる時があります。タイトな仕事が片付いたとき。趣味を思いっきり楽しんだとき。スポーツが嫌いなのに変な話ですが、唯一好きな運動で体を動かして汗だくになって、心地よくて熟睡できることもあるのです。

不眠はいろいろな病気の初期症状であることが多い、といわれます。うつもそうですが、睡眠時無呼吸症候群その他、生活習慣病の関係で不眠になることもあると聞きました。しかも、睡眠不足は時に危険を招きます。居眠り運転による交通事故は言うまでもありませんが、注意力が失われて仕事でミスをしてしまう、思わぬ行動に出てしまう、人間関係にヒビを入れてしまう等ということもあります。

実際、私は睡眠不足で注意力が散漫になり、ミスを頻発。スポーツに対する馬鹿っぷりと合わせて、余計に強く叱責されることになり、逆切れしてあつれきを生んだり、したものです。さすがに、その時点でヤバいと思い、心療内科にかかった次第です。

不眠症になってしまったら、その原因となるものから完全に離れることなくして、完治はあり得ないと思います。医師の診察を受けながら、睡眠導入剤等を適宜使って、何とかコントロールするよりほか、ないのだと思います。

特に、会社員として仕事をしていくなら、誰がいつなんどき、どんな形でストレスがコントロールできなくなり、不眠やうつにならないとも限りません。それで追い込まれてしまったら、人生を棒に振りかねません。

アメリカでは、エグゼクティブほど、メンタルヘルスに気を配り、医師の診察を受けているといいます。不眠の症状があるなら、まず医師の診察を受けることが大事だと思います。そのうえで、不眠の原因になる要素から遠ざかる工夫をすること、心から楽しいと思えることに、夢中になること、そうすることにとって、不眠症を克服、もしくは改善することは可能だと思います。

社会に対しても強く言いたいです。人間は万能ではありません。得手、不得手があるのは当たり前です。無理やり不得手なことをやらせ、不眠症やうつに陥れ、再起不能にさせる。そんな風潮が漂う企業社会の在り方は、ちょっと違うと思います。

それをただすのは政治の役割でしょうが、「女性活躍大臣」なんていうポストを作って女性の活躍云々と言ってる世の中で、産休の代替要員で異動になって、不眠からうつになった人間の声など聞いてくれる余地は、今の政権には、きっとないのでしょう。そうした諦めの気持ちを持ちながらも、医者に掛かりながら、睡眠導入剤を使い、不眠とうまく付き合っていくしかないと思っています。

管理人からの一言:私も仕事のストレス、プレッシャーから怖い夢を見ることが何度もあり、最悪の寝起きを何度も経験しているので、この弾性の方の苦しみがよくわかります。今は穏やかな睡眠が取れるようになって本当に良かったです。